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12月パンレッスン「パンとチーズの会」終了しました。アトリエ初年ありがとうございました!
食のアトリエ・スパロウ、12月パンレッスン「パンとチーズの会」が終了しました。
今月は有機天然酵母のクグロフを作りました。
定番のレーズンに自家製いよかんピールを加えました。
いよかんのフレッシュな香りがバター香る生地をキュッとさわやかに引き締めてくれます。
通常のパンよりも少し手のかかるリッチな生地ですが、楽しく焼き上げていただきました。
*
オーブンに入れる前のクグロフ。
生地を型に入れてから1時間30分発酵させました。
卵たっぷりの金色の生地がぷっくりふくらんでいます。
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オーブンに入れて10分後くらい。
みるみるふくらんできました。
扉のガラス越しに見える光景、ワーッ♪ と歓声があがります。
手間をかけて作った生地がふくらむ瞬間は嬉しいものですね。
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30分後に焼き上がり~!
頭が出ているのは、“おしり”になる部分。
焼きたては元気に盛り上がっています。
ピールとオレンジキュラソーのいい香り~。
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こんがりきれいに焼き上がりました。
型から出して熱いうちにシロップをうちます。
翌日でもしっとりした生地になります。
王冠みたいで可愛らしですね。
ここで、クグロフについて少しお話をしました。
クグロフはフランス・アルザス地方の伝統菓子です。
レーズンが入っていること、トップにアーモンドがのっていること……
「クグロフ」と呼ぶにはさまざまな規定があるそうです。
起源はマリー・アントワネットがオーストリアから伝えたという説や、地元の陶芸家が型を作ったのが始まりという説など諸説あることなどなど。
眠たくならない程度にちょっとだけ。レッスンのパンやお菓子の歴史をお伝えできればな、と思います。
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実習後のランチタイム~♪
・パン:レーズンといよかんピールのクグロフ
・サラダ:白菜とリンゴのごまドレッシング
・メイン:鶏肉のソテー シュトレンジャムのソース
・チーズ:スティルトン(イギリス)
・デザート:フルーツグラタン
クリスマス月間なのでメインは鶏肉料理にしました。
白ワインで蒸し焼きにしたお肉を削ぎ切りにして、冬の自家製ジャム「シュトレン」を使ったソースをかけました。
リンゴやドライフルーツやスパイスの入ったジャムは、お肉料理に合います。
ジャム活用のヒントになればと作ってみました。
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パンに合わせた今月のチーズはイギリスのスティルトン。
ロックフォール(フランス)、ゴルゴンゾーラ(イタリア)と並ぶ世界三大ブルーチーズの一つです。
ねっとり濃厚なコクとハチミツのような甘みで上品な味わい。
ポートワインやシェリーなど甘いお酒と合わせるのが定番のチーズは、クグロフのしっかりと甘みのあるリッチな生地に合うんじゃないかな、と思います。
「シュトレン」ジャムとの相性もピッタリ!
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デザートはフルーツグラタン。
柿、リンゴ、バナナ。思いついた果物をスライスして、カスタードソースを流してオーブンで焼くだけ。
できたての温かいところをいただきます。
トロ―ッと優しいカスタードがお口に広がってシアワセ~。
我が家の冬の定番です。
丹波篠山の作家さん、平山元康さんの耳付き皿を使いました。
愛嬌のあるこのお皿が大好き。シンプルなデザートが生き生きします。
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今年最後のレッスンが終了しました。
10月に初めてのレッスンをスタートしてからの3か月、本当にアッ!! という間でした。
まだまだ不慣れな私のアトリエに、貴重なお休みを使ってお越しくださった皆様、本当にありがとうございました!
新年は1月12日が初レッスンで1月レッスン参加者募集中です。クルミのパンと黒豆パンを作ります。
2月のレッスンは1月1日に募集開始します。元旦から張り切ってお知らせしますネ。
来年はフランスパン生地や食パンなど、ベーシックなものも少しずつご紹介していければ、と思います。
楽しく作って笑って食べていただけるように、少人数ならでは、お一人お一人を大切にご案内できれば、と思います。
来年もどうぞよろしくお願いします。
第1回オープンアトリエへご来場くださり、ありがとうございました
12月3日 開催のアトリエ・フォーク 「第1回オープンアトリエ」、たくさんの方にお越しいただき、無事に終了しました。
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インスタや、インターネットの地域情報を見てと、初めてお立ち寄りくださる方がちらほらおられました。夏に中野に引っ越して以来、ここでの私たちの活動を知っていただくにはどうすれば良いのだろう… と日々考えている中、新しい出会いはとても嬉しいです。
以前から知ってくださっている方たちも、お忙しい中、のぞきに来てくださり、ありがたいなぁ と感謝の連続です。
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パンは、レーズン酵母のハード系と、ふんわりした菓子パン系、クグロフをご用意したのですが、ありがたく全て完売しました。
8月のお試し販売会でお求めくださった方が、おいしかったからと、再度買ってくださったりと、ありがたく、とても励みになりました。
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YUYAも原画を選んでいただいた方や、グッズやポストカードやクリスマスカードも、たくさんの方に選んでいただきました。
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何よりたくさんの方とお会いしてお話でき、わたしたち二人にとってとても楽しい時間となりました。本当にありがとうございます。
・
来月も第1土曜日1/7 の開催でお会いできるとうれしいです。また来月もおいしいパンとジャムをご用意したいっ!と張り切っています。
アトリエへお越しくださった方々、またいつもいいね!をくださった方々も応援本当にどうもありがとうございます!!
1月のパンレッスン募集開始しました。
食のアトリエ・スパロウです。
2017年1月のレッスンについてお知らせします。
街はすっかりクリスマスモードになりました。
皆さまはどのように過ごされるのでしょうか?
温かいお料理ととびっきりのお菓子を囲んで、仲間や家族とゆっくり過ごしたい、人恋しくなる季節ですね。
ジングル・ベルを飛び越えて… 1月のメニューをご案内したいと思います。
1月はクルミのパンと黒豆のパンをご紹介します。
ふんわり、モッチリの生地はどななにも好かれる味。
我が家のテーブルにもたびたび登場します。
有機天然酵母のパンを作った後にパンに合うチーズをご紹介する「パンとチーズの会」と、
ホシノ天然酵母のパンを作った後に手作りジャムをご紹介する「パンとジャムの会」があります。
スケジュール・メニュー詳細はHPのCalenderに掲載しています。参加ご希望の方は、メールフォーム contact からお申し込みください。
直接メール送信される場合は下記まで。メールにてご返信します。
lesson@atelier-sparrow.com
パンと器と豊かな時間。
楽しく作って楽しく食べることを大切にしたいと思います。
パン作りが初めての方も大歓迎!なごやかなひとときをご一緒してくださる方、ご参加をお待ちしています!
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1月のレッスン
パンとチーズの会(有機天然酵母)
「ふんわりクルミ」を作ります。
パンに合うチーズを1品ご用意し、チーズプロフェッショナルの講師がゆる~りと解説します。
実習の後は、講師コレクションの民芸の器でランチをゆっくり召し上がっていただきます。
7500円 10時~14時
1月12日(木)
1月13日(金)
1月14日(土)
*
ふんわり生地にクルミがゴロンと入った香ばしいパン。
どななでも召し上がりやすいお味かな、と思います。
ちなみに夫はこのパンが大好き。我が家の朝ごはんの定番です。
パンに合うチーズは何が出るかお楽しみ。
*** **
パンとジャムの会(ホシノ天然酵母)
「黒豆パン」を作ります。
季節のフルーツの手づくりジャムをご紹介し、お持ち帰りいただきます。
実習の後は、講師コレクションの民芸の器でランチをゆっくり召し上がっていただきます。
7500円 10時~14時
1月19日(木)
1月20日(金)
1月21日(土)
*
ほんのり甘みのあるモッチモチの生地に、手づくりの黒豆甘煮をたっぷり入れました。
お豆の入ったパンを作りたいな、と思いついたものの、しっくりくる豆が見つからず、試作を繰り返してできました。
優しい甘みの黒豆が、ホシノ天然酵母の生地とよく合います。
軽くトーストしてからバターをたっぷりつけて食べるのがおすすめ。
季節の自家製フルーツジャムもご紹介し、小瓶でお持ち帰りいただきます。
11月パンレッスン「パンとチーズの会」終了しました。
食のアトリエ・スパロウ、11月パンレッスン「パンとチーズの会」が終了しました。
今月は有機天然酵母のミルクのプチパンを作りました。
水を使わずミルクでこねたしっとりモッチリパン。クープ(切り込み)で笑ったような可愛らしい表情になるのが特徴です。
皆さんそれぞれ焼き上がりの笑顔に個性があって、比べて楽しんでいただきました。
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オーブンに入れる前のプチパン。
ひとつひとつクープを入れました。
初めてのクープ、生地にナイフが引っかかってなかなか難しいものです。
少しくらい曲がっていても大丈夫!オーブンに入れて焼いちゃえば何とかなります。
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焼き上がり~♪
ね、大丈夫でしょ。
グングンふくらんで、大きなお口の笑顔に焼けました。
同席の方の出来上がりをじっくり観察。ちょっぴり悲しそうなのや、リーゼント風の頭だったり、あれこれネーミングして遊びました。
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実習後はお待ちかねのランチタイム~♪
・パン:ミルクのプチパン
・サラダ:チンゲン菜のごまドレッシング
・メイン:長いもと大和いものトロトログラタン
・チーズ:東毛酪農のカマンベール
・デザート:柿と黒糖のアイスクリーム、マンゴーとココナッツのビスコッティと一緒に
真冬のような寒さが続く今週は、アツアツのグラタンにしました。
ソテーした長芋に鶏そぼろやきのこを重ねて、大和いもをブレンドしたホワイトソースをかけて焼きました。ふんわり焼けてボリュームたっぷりだけど、お野菜のソースなのであっさりといただけますヨ。
*
パンに合わせた今月のチーズは東毛酪農のカマンベール。
厳選した農家の生乳を使って群馬県の酪農協同組合が作っているカマンベールです。
ミルクの優しい甘みがフワッとして、あっさり優しい味わい。
「第4回オール・ジャパン・ナチュラルチーズコンテスト」のソフトタイプチーズ部門で優秀賞を受賞した逸品です。
日本のチーズもおいしいものがたくさん作られています。関東にもこんなチーズがあるんだ、と知っていただくきっかけにかればとご紹介しました。
シャキシャキリンゴと、最新のスパロウジャム「シュトレン」を添えて召し上がっていただきました。
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デザートは柿と黒糖のアイスクリーム。
生姜を少し入れてみました。
マンゴーとココナッツのビスコッティと一緒に召し上がっていただきました。
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まあるくふくらんだパンを囲んで
たくさん笑ってたくさん食べて。
ハァ~ 楽しくレッスンさせていただきました。
ありがとうございました!
11月パンレッスン「パンとジャムの会」終了しました
食のアトリエ・スパロウ、11月パンレッスン「パンとジャムの会」が終了しました。
今月はホシノ天然酵母のミルクハースを作りました。
もともと「ハース」とは直焼きの素朴なパンだそうですが、水を使わずミルクでこねて、皮はパリッと中はしっとりミルキーな仕上がりにしてみました。
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今月もパン作りビギナーの方のご参加、どうなるかナ? ドキドキのスタートです。
大丈夫。前日にこねて時間をかけて一次発酵を終わらせた生地からスタートしますので、ご安心を!
(生地こね作業も、後からデモンストレーションで一緒に体験いただきます)
講師と一緒にゆるゆると作っていきますから。
パンやお料理のお話しを交え、成形~2次発酵まで順調にすすみました。
いよいよ最後の仕上げ、クープです。
独特のアーモンド形になるようにナイフで切り込みを入れます。
じっと見られると緊張しますネ。
実は、私も大の苦手…。生徒さん前に内心バクバクです。
力まずナイフを軽く持って息をはきながらスーッと入れます。
無事、うまくできました。
*
焼き上がり~♪
クープがうまく開いて、皮はパリッ。
おいしそうな焼き色にできました。
こうなると嬉しいですね。
*
パンとジャムの会、今月のジャムは「バナナ&チョコ」でした。
バナナにビターチョコとラム酒を入れた大人のジャムです。
簡単に作り方をご紹介し、焼きたてのパンと召し上がっていただきました。
ちょっと珍しいフレーバーですが、気に入っていただけたようです。
もちろん、小瓶でお持ち帰りいただきますヨ。
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お疲れさまの後のランチタイムです。
・パン:ミルクハース
・サラダ:チンゲン菜のおひたし
・スープ:かぶのスープ白みそ仕立て
・メイン:りんごと豚肉のソテー
・デザート:3色ジャムタルトレット
メインは出盛り迎えたリンゴをバターソテーして、豚肉と合わせました。
少しシナモンをきかせて。
お肉よりもリンゴの方が多くなりましたネ。
一緒にほ頬張ると、リンゴの甘みと酸味がお肉とジュワーッとよく合います。
たくさん食べて、たくさんおしゃべりして、楽しい時間をいただきました。
ご参加ありがとうございました!
冬のジャム「シュトレン」ができました!
冬のスペシャルジャム「シュトレン」できました〜!
りんごジャムをベースに、3色レーズン・ドライアプリコット・クルミ・スパイス・ブランデーを入れました。お菓子のシュトーレンをイメージして作りまし た。りんごのフレッシュな酸味にスパイスやドライフルーツが重なって奥深い味になったかな、と思います。ラベルは夫のYUYA がデザインしました。ジャムシリーズ初の2色使いです。
12/3(土)のオープンアトリエでは、YUYA 作品やグッズと、私の天然酵母パンやジャムを販売します。ご紹介したジャム「シュトレン」も販売します!
お楽しみに~♪
バターケーキが好き
先日、朝のJ-waveに、ザ・クロマニヨンズの甲本さんと真島さんがゲスト出演されていました。
ザ・ブルーハーツ時代からお二人の曲が大好き。
大量にジャムを作る時など、ノリの良いメロディーを歌いながら作業しています。
思い出の味という問いに、真島さんがバターケーキの事を話しておられました。
昔のクリスマスケーキはバターケーキで、生の苺ではなくて赤いゼリーがのっていたこと。
それが好きで、今でもバタークリームのケーキが好きなこと。
これを聞いて、私も子どもの頃のクリスマスを思いだしました。
地元のデパートには生クリームのケーキは売っていなくて、アイスケーキかバターケーキでした。
どちらにするのか散々迷って泣きそうになり、両方買ってもらったこともあります。
きれいなお花や可愛らしい動物の飾りがついたバターケーキを、うっとりしながら食べていました。
大きな丸いケーキ8等分したのを、2切れは平らげていました。
私もバタークリームは大好きです。
昔ながらのタイプも好きですし、自分で作ったのも好きです。
新鮮な卵と品質の良いバターで作ったクリームは、案外あっさりしていて胸やけすることがありません。
手作りジャムをはさんだスポンジ生地に、バタークリームをたっぷり塗って、大きめに切ってパクパク。
書いているうちに作りたくなりました。
今年のクリスマスは、久しぶりにバターケーキにしましょうか。
Atelier FOLK 第1回オープンアトリエ開催のお知らせ
↑アトリエの入口。夏に撮影したので半袖ですが・・(この写真のみ、撮影:畔柳純子)
中野の私たちの活動拠点、アトリエ・フォークでは、来月12月から、月1回のイベントとして「オープンアトリエ」を開催します。この日はアトリエをお店としてオープンし、私たちの作品やフードを販売します。
第1回目は12月3日(土)に開催。今後、毎月第1土曜日に開催していく予定です。このブログのほか、YUYA、食のアトリエ・スパロウのSNSでも今後告知していきます。
今回はクリスマス直前。YUYAは、先日できたばかりのクリスマスカードや、大阪dieciさんで11月に販売が始まったペーパーコースター、今までのポストカードや一筆箋を販売、作品原画も展示します。食のアトリエ・スパロウは、天然酵母の手づくりパンのほか、クリスマス〜冬に向けたスペシャルなジャム「シュトレン」を販売します。12月3日は中野のアトリエ・フォークへ、ぜひ遊びにいらしてください!皆さまにお会いできること楽しみにしています。
◉Atelier FOLK 第1回 オープンアトリエ
2016年12月3日(土)11:00〜18:00
東京都中野区中野1-41-4
TEL 03-6873-8566
JR「中野」「東中野」より徒歩10分
アクセス・地図はアクセスページをご覧ください。
*近隣の道幅が非常に狭く、駐車・駐輪スペースはございませんので、あらかじめご了承ください。
↓ イメージ写真です
アトリエでギターと歌を奏でる撮影会がありました
わたしたちの「アトリエ・フォーク」で撮影会がありました。
ショーロクラブやコーコーヤでおなじみのギタリスト・笹子重治さんと、ボサノヴァシンガー・吉田慶子さんが、プロフィール写真の撮影をしたいとお話しいただき、アトリエを使っていただきました。
世界の民芸品が並ぶ棚の前での一コマ。
さまざまなアーティストと共演されている笹子さん、優しい歌声で人気の吉田さん、大活躍のお二人ですが、カメラを前にすると照れた様子。ギターを弾いたり、歌ったり、緊張をほぐしながら和やかに進行しました。秋映えの午前、美しいギターと歌声に包まれて楽しい撮影会になりました。
撮影会の後は私が用意した料理をみんなで食べながら楽しいランチとなりました。
・丸ごとカンパーニュのサンドイッチ:大きく焼いたカンパーニュを丸ごと使ってサンドイッチにしました。ツナのパテサンドと、スモークハムのサンドとハーフ。
・野菜たっぷりのケークサレ:ブロッコリー1株、パプリカ、ピーマンがたっぷり入っています。
・グリーンサラダ、コンテのせ:紫玉ねぎ入りのグリーンサラダに、コンテチーズをトッピングしました。
・キャベツとジャガイモのインド風:クミンとターメリックをきかせて煮つけました。
カンパーニュは冷蔵庫で一晩かけて発酵させたもの。ゆっくり発酵させると、翌日もしっとりした生地になります。ライ麦と全粒粉を入れた香ばしい生地には、アンチョビやスモークハムのように少し個性あるものが合う気がします。
吉田さんはライブや夫YUYAの個展などで仲良くしていただいていましたが、笹子さんとも数年前の演奏会以来、久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
笹子さんは神戸ご出身とのことで、洋菓子やお料理にお口が肥えておられていて少し緊張しましたが、にこやかに召し上がってくださいました。…内心ほッ~~です。
デザートはいろいろ季節のジャムのタルトレット。
いちじく、かぼちゃ、スイートポテトの3種類にしてみました。
だんだん寒くなって、ホッコリしたジャムがおいしい季節になりました。
大切な家族がいて、好きなものがたくさんあって、絵と音楽があって。
これから時間をかけて少しずつ、たくさんの人が集う幸せな空間にしていきたいな、と思います。
12月のパンレッスン募集開始しました
食のアトリエ・スパロウです。
2016年12月のレッスンについてお知らせします。
すっかり秋らしくなりました。
そろそろクリスマスを意識しはじめる季節です。
栗ごはん、焼き芋、さんまの塩焼き、かぼちゃのスープ、スイートポテト、モンブラン… ホッコリおいしいものがいっぱいですね。
12月はクリスマスにぴったりのお菓子パン、クグロフをご紹介したいと思います。
定番のドライフルーツ入りと、アレンジのホワイトチョコ入り。
今年のクリスマスは手づくりのお菓子で過ごしてみませんか?
有機天然酵母のパンを作った後にパンに合うチーズをご紹介する「パンとチーズの会」と、
ホシノ天然酵母のパンを作った後に手作りジャムをご紹介する「パンとジャムの会」があります。
スケジュール・メニュー詳細はHPのCalenderに掲載しています。参加ご希望の方は、メールフォーム contact からお申し込みください。
直接メール送信される場合は下記まで。メールにてご返信します。
lesson@atelier-sparrow.com
パンと器と豊かな時間。
楽しく作って楽しく食べることを大切にしたいと思います。
パン作りが初めての方も大歓迎!なごやかなひとときをご一緒してくださる方、ご参加をお待ちしています!
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12月のレッスン
パンとチーズの会(有機天然酵母)
レーズンとオレンジピールのクグロフを作ります。
クグロフに合うチーズを1品ご用意し、チーズプロフェッショナルの講師がゆる~くお話しします。
実習の後は、講師コレクションの民芸の器でランチをゆっくり召し上がっていただきます。
7500円 10時~14時
12月13日(火)
12月15日(木)
12月17日(土)
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クグロフに定番の洋酒漬けレーズンにオレンジピールを加えました。
バター香る生地をキュッとさわやかに引き締めてくれます。
もう一切れ… ついつい手が出ちゃう味わいです。
パンに合うチーズはお楽しみ。
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パンとジャムの会(ホシノ天然酵母)
クランベリーとホワイトチョコのクグロフを作ります。
季節のフルーツの手づくりジャムをご紹介し、お持ち帰りいただきます。
実習の後は、講師コレクションの民芸の器でランチをゆっくり召し上がっていただきます。
7500円 10時~14時
12月6日(火)
12月8日(木)
12月10日(土)
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翌日もパサつかないしっとり生地に洋酒漬けドライクランベリーとホワイトチョコを入れました。
ケーキみたいなパン、カットするとクランベリーの赤が可愛く、クリスマスデザートにぴったり!
季節の自家製フルーツジャムもご紹介し、小瓶でお持ち帰りいただきます。
10月パンレッスン終了しました
10月は食のアトリエ・スパロウ 初のレッスンでした。
喜んでいただけるかな… ドキドキのスタートでしたが、ご参加の方々の温かいサポートで何とか終了できました。
ありがとうございました!
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10月パンレッスン(パンとチーズの会)は「クルミのリュスティック」でした。こね無し & 成形無しで、パン作りに慣れていない方にも楽しく作っていただけるパンです。
粉と水を合わせたら、ヘラで混ぜて置いておくだけ。
こんなのでいいんだ~! とビックリの声もあがりました。
ちょっと気をつけて扱えば、パン生地は元気に膨らんでくれます。
平窯のオーブンに入れて見守りました。
グングン伸びます~。
皮はパリッと、中はモチッと、上手に焼けました。
アトリエはパンの焼けるいいにおいでいっぱい。
ひとつひとつ、表情が違うところが楽しいですね。
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パンとチーズの会、今月のチーズは「コンテ」でした。
フランスではポピュラーなハードタイプの山のチーズです。
ナッツやハチミツのようなコクと甘みで、多くの人に愛されています。
クルミの入ったハードタイプのパンに合うかな、と選んでみました。
アプリコットとレーズンのドライフルーツを添えて。
チーズをかじってパンをかじって。たまにアプリコットとレーズン。
うーん、いろんな味が重なって… 後をひきます。
気づいたら大きなリュスティック1個完食でした。
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そしてランチタイム。
旬のお野菜や果物を使って。
・洋なしとブルーチーズのサラダ バルサミコドレッシング
・ホタテと蕪のソテー 蕪の葉をソースにして
・クルミのブラウニ― いちじくジャムとアイスクリーム添え
鳥取の延興寺窯の白いお皿でいただきました。
お野菜の淡い色を優しく受け止めてくれる気がして、選びました。
ゆるゆる作ってワイワイ食べて。
気持ちの良い秋の昼下がり、和やかな時間をありがとうございました。
これからも、ご参加いただくお一人お一人との出会いを大切に続けていきたいと思います。
スパロウジャム作り、進行中。
食のアトリエ・スパロウでは、オリジナルジャムを作っています。
季節のフルーツを使ってアトリエで手作りしています。
手に入ったフルーツによって、数種をミックスしたり、スパイスやお酒を加えたり。
カラフルなわくわく感をお伝えしたくて、でき上ったジャムから思い浮かんだキーワードで名前をつけてみました。
例えば、3種のプラムミックスは「トライアングル」、バナナとチョコは「マンボ」・・・なんて調子です。
そして、夫のYUYAがイメージしたデザインのラベルでパッケージしました。
Y「ジャムっていろんなフレーバーができて楽しいよね、じゃあ名前もその時の感覚で、もっと自由につけたら楽しいかなあ?」
K「瓶をキャンバスに、作品を作るようにデザインをしてくれる?」
こんな会話から生まれた私たちの共同作業です。
デザインがあることで、食はさらに楽しくなるように思います。
ジャムは、毎月1回開催のオープンアトリエ(冬から開始予定、決まり次第お知らせします)やイベント出店などで販売予定です。
パン作りが初めての方、大歓迎!
「パンは一度も作ったことがないけれど、大丈夫ですか?」
ちらほらお問い合わせをいただきます。
「大丈夫、大丈夫~」
「初めての方がほとんど。全く心配いりませんよ~」
都度お答えしています。
パンを作ることって、案外ハードルが高いんだな、と感じています。
作ってみたいな、ちょっと興味あるな、そんな好奇心を大切にしたいです。
やり方が分からないから教室に行くんですよネ。
初めてが当たり前、安心してご参加ください。
アトリエのレッスンでは、家庭で繰り返し作りたくなるようなパンやお菓子をお伝えしたいな、とメニューを考えています。
お店で売っているようなきれいな見た目ではないけれど、粉やバターの味がじんわりとして、かむほどにおいしさが実感できるようなものを。
難しい作業はできるだけ省いて伸び伸び作れるように。
華やかだったり、凝った形だったり、最先端の素材を使ったり。
『カワイイ~!』と歓声をあげていただけるものはご案内できないかと思いますが…
国産小麦を使って、なるべくシンプルな良い材料で、毎日食べても飽きないものをお伝えしたいと思います。
パンレッスンでは2種類の天然酵母のコースをご用意しています。
イーストで作るパンよりもほんの少しコツが必要ですが、翌日・翌々日もおいしいパンができます。
生地ごねから焼き上げまで講師のデモンストレーションと一緒に作業していただきます。
みんなで和やかに進めていきますので心配ご無用ですよ。
私は子どもの頃から不器用で…
例えば、折り紙の“鶴”がどうしてもゆがんでしまったり、蝶々結びが左右均等にできなかったり、ボタンをかけると必ず一つズレていたり。
パン作りを始めたばかりの頃は、グループレッスンの中で成形作業の時間が苦手でした。
なかなかきれいにできず、時間がかかってしまって。
そんな時に注意されるとやる気がしぼんでしまいますね。
最初はゆっくり、アバウトでいいんです。
上手にフォローすれば、ちゃんとふくらんで焼けてくれますから。
さんざん失敗してきただけ、何とかする方法なら任せてください!
作ってみたいな、焼きたてを食べてみたいな。
そんな気持ちだけあればバッチリです。
―パン生地のぷよぷよした手触りに癒される。
―粉と水からパンになるまでの育てている感が楽しい。
―オーブンから出した時のパチパチはじける音を初めて聞いた!
―香りも味なんですね。
こんな感想をいただいています。
パン生地の手触り、焼きたての香ばしさ、みんなで手仕事の器で食べる楽しさを体験していただきたいです。
ご興味ある方、お気軽にどうぞお越しくださいネ。
チーズに夢中になり始めた頃のこと
私は2010年にチーズプロフェッショナル資格をとりました。
チーズプロフェッショナル資格って何かしら?と思われる方が多いと思います。
ワインでいう「ソムリエ」のようなもので、チーズについての正しい知識と販売管理技術を持っているチーズのスペシャリストのこと。NPO法人チーズプロフェッショナル協会が認定しています。
チーズの正しい伝え手となり、チーズを食卓に定着させ、日本に独自のチーズ文化を創っていくことを目的としています。
チーズのことをもっと知りたいな、と思うようになったのは、奥沢のパン屋さん「クピド」のオーナーさんが講師のパンとチーズの講習会に参加したのがきっかけでした。
カマンベールをはじめ数種の白カビチーズと青かびチーズを、お店のパンと合わせて紹介してくださいました。
それだけでは刺激が強い青かびチーズも、ドライフルーツが入ったパンと合わせると甘じょっぱくて何とも言えない味わいでした。酸味が強くてずっしりとしたパンも、まったりとした白カビチーズと合わせると、嚙むほどに甘みが出ます。
パンだけより、チーズだけより、合わせると1+1=2以上の数倍のおいしさが生まれます。
こんなおいしい世界があるなんて。いろんなチーズのことを知りたい!と思いました。
チーズのガイドブックを買ったりいろいろ調べる内に、チーズの資格があることを知り、どうせだったら試験を受けてみようかな、と思いました。
フランスをはじめイタリアなど世界各国が生産しているチーズや風土のこと、栄養成分、製造方法、原料となるミルクや牛・羊・山羊などのこと、などなど勉強する内容は山のようにありました。ややこしいチーズの名前の原語表記も覚えなければいけません。
独学するにはあまりにも内容が多くて、ワインサロンが行っているチーズの教室に通いました。
2次試験のブラインドテイスティング対策にと、30種ほどのチーズを買い込みました。
2週間ほど毎日夕飯は毎日チーズ。
10グラムほどにカットしたチーズを10種類、これとパンとサラダのごはんです。
毎晩100グラムのチーズを食べることになります。体が心配で、食後は夜中に近所の公園までウォーキングに行きました。
コレと決めたら突き進むタイプ、何ともストイックな日々でした。
夫には協力をお願いして、私とは別に自力で夕飯を済ませてもらいました。
お蕎麦屋さんに行ったり、お惣菜を買ってきたりと、文句も言わずに黙って協力してくれました。
極め付けは旅行です。
せっかく軽井沢のホテルに行ったのに、スーツケースいっぱいにチーズの教本を詰めて持って行き、部屋にこもって勉強しました。
かわいそうに夫は一人で周辺を散歩したり、日帰り温泉に行ったりしていました。
良い先生に恵まれ勉強の甲斐あり、何とか試験に合格しました。
辛い受験生活から解放されるのが嬉しくて、マイお祝いにと、試験会場のホテルで1切れ1000円超えのケーキを3つ買って帰り、こっそり一気に食べました。
その後、これからどうしようかな、と考えました。
プロフェッショナルなんて言っても知識を詰めこんだだけの事です。これからは生産者さんを訪ねたり、詳しい人の話を聞いたり、日本のチーズのことを調べたり、ゆっくりとチーズと付き合っていきたいな、と思うようになりました。
食のアトリエ・スパロウの案内カードができました!
『パンとお菓子と民芸と… 』
手づくりの楽しさ、お気に入りの器で食べる楽しさが伝わるようにと願い、あれこれ相談して作りました。
天然酵母のパン教室では、パン作りが初めての方でも大歓迎です。
国産小麦を使って、家庭でくりかえし作りたくなるようなパンをご紹介します。
実習の後は、趣味で集めた民芸の器でランチを楽しんでいただきます。
ゆるりと気楽に、自宅アトリエの我が家で一緒にパン作りを楽しみませんか?