12月パンレッスン終了しました

食のアトリエ・スパロウ、12月パンレッスンが終了しました。
12月は有機天然酵母の「赤ワイン仕込みのいちじくカンパーニュ」を作りました。

ワイン入りの仕込水でこねたカンパーニュ。
カットするとワインレッドの生地があらわれて、ほんのりワインの香り。
中にいちじくとくるみがたっぷり入っています。
クリスマスの季節。
こんなパンがあればテーブルが華やぐかな、と思って今月のメニューにしました。

とじ目をねじって、いちじくの実を形を模した成形にしました。
ナイフを使ってクープを入れなくても自然な割れ目ができて程よくふくらみます。
「わぁ かわいい」
焼きあがった時、うれいしですね。

今月のレッスンではワイン好きの方が多く
「ワインと合わせたい!」
「こんなのお家で作れたらいですね」
などなど、気に入っていただけたようです。

実習後のランチタイム。
・パン:赤ワインカンパーニュ
・サラダ:水菜のパプリカドレッシングサラダ
・メイン:鶏手羽元のきのこ煮
・チーズ:ブルー’61
・デザート:ティラミス

メインは鶏料理。
3種類のきのこと一緒に煮込みました。
どっさり、きのこを入れるのがコツ。
バター・塩・こしょうだけの味つけですが、
鶏ときのこの旨味が重なって、い~い味に仕上がります。

サラダのドレッシングのオレンジ色はパプリカ。
パプリカと紫玉ねぎをミキサーにかけて作ります。
一人分でパプリカ1/4個分。
ドレッシングで野菜が採れるといいですね。
パプリカが苦手な夫に。
これだと食べてくれるかな?と思いついたサラダ。
(まんまと平らげました)
参加者の方からは、色がきれいで簡単に作れるしで、
お家でやってみますね、と言ってくださる方が多かったです。

今月のチーズは「ブルー’61」でした。
イタリア北東部ヴェネト州で作られる熟成にお酒を使った“酔っ払いチーズ”です。
クリーミーなブルーチーズを地元の甘口ワインを使って、約2か月間熟成。
さらにクランベリーもトッピングしていて、フルーティーな風味です

チーズの名前に入っている「61」は1961年のこと。
このチーズの生産者アントニオ・カルペネードさんと奥さまが結婚を決めた年です。
二人はとても仲のよい夫婦で、結婚50周年を記念して、アントニオさんは奥さまへの
愛情を込めて、このチーズを開発しました。
これにちなんで、チーズの名前に「61」の数字を入れたのです。

こんな素敵なエピソードがあるチーズ、今月にぴったりだなと思ってご紹介しました。
マイルドでクリーミーな青かびチーズ。
レッスンで焼いたいちじくのカンパーニュとの相性もバッチリで、
「家でワインに合わせて食べてみたいです」
との感想が多かったです。

デザートはティラミス。
おなじみのデザートですが、底にあんこが入っているのがミソ。
コーヒーとあんこって合うんですよ。
お口に入れた瞬間は、エッ?何かしら?という感じ。
ほんの少し、しつこくならない程度に入れました。

学生の頃、度々入った京都の甘味処の「あん珈琲」がヒントなんです。
ホットコーヒーの底にあんこが沈んでいて、かき混ぜながら飲む(食べる?)
のですが、これがなかなかおいしくて。
残念ながら閉店してしまいましたが、忘れられない味です。

ティラミスに応用してみたら、思った通り相性バッチリ。
黙ってお出しして、アレッ?と気づいた時の皆さまの表情を
楽しませていただきました。

今月もご参加いただきありがとうございました。
来月はプレッツェルドッグでお待ちします!


2019-12-15 | Posted in Blog, パンレッスンComments Closed 

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