9月パンレッスン終了しました

食のアトリエ・スパロウ、9月パンレッスンが終了しました。
9月は有機天然酵母の「フライパンマフィン」を作りました。

フライパンで焼くマフィン。
オーブンがなくてもパンが焼けること。
フライパンで焼いたからこそできる独特のしっとり感。
焼き上げのコツ。

なんてことをお伝えしました。

このパンは‘焼き’にずいぶんと試作をしました。
焼いた後に冷めると、どうしても少ししぼんでしまうのですが、
表面はこんがり、中はふんわりしっとりを目指して。
どのくらいのタイミングでひっくり返せばいいかな?
何分焼けばいいかな?
みなさんがお家に帰っても作れるように。
データ決めるまで少し時間がかかりました。
おかげさまで朝に昼にと、試食係の夫はマフィンざんまいでした。

生地を温めたフライパンに入れて蓋をしてしばらく加熱すると、
プーッとふくらんできます。
「わーぁ!」
だいたいココで喜びの声が。
何度かひっくり返しながら焼いていくので、つきっきりになりますが、
だんだんと焼き色がついてきたり、パンのにおいがしてきたり。
目に見えて変化していくのを楽しんでいただけたようです。
ホットプレートでもできるので
これをきっかけに
気軽にパン作りをしてもらえると嬉しいです。

実習後のランチタイム。
・パン:イングリッシュマフィン
・スープ:にんじんとオレンジの冷製スープ
・メイン:サラダ・ニソワーズ
・チーズ:コンテ8か月熟成
・デザート:バニラのババロア


メインはサラダ・ニソワーズ
南仏の素材がいろいろと入ったサラダですが、今回は手づくりツナを使いました。
作り方は簡単。


お鍋にカジキマグロとローリエとニンニクを入れて塩茹でするだけ。
冷蔵保存する時にオリーブオイルを少し垂らします。
大きめにくだいてお料理やオカズに。
しっかりお魚の味がして、さっぱりとしているので、色々と使えて便利です。
皆さまも興味がある様子で、毎回作り方をご質問いただきました。
どうやって作るのですか?って聞かれると嬉しいですね。


今月パンレッスンの人気ものはサーディンのリエットでした。
このリエット、5分あればできるので、ごはん会の時などに重宝しています。
缶のオイルサーディン、バター、フレッシュのディル、塩こしょう少々。
ボールに入れてフォークでつぶしながら混ぜるだけ。
パンやサラダにちょっとのせて。
みなさんいい調子で召し上がってくださいました。

すぐに作れるようなお家ならではの一品。
レッスンのランチで、ちょこちょこご紹介しています。

今月のチーズは8ヶ月熟成のコンテ。
フランスでも広く好まれている山のチーズです。
日本でも人気ですが、熟成期間によって風味が変わるのが面白いところ。
熟成期間が短い内はミルクの甘味とほんのり酸味があって軽やかな風味。
長くなるにつれて旨みが増して濃厚な味わい。

今回は若めの8ヶ月熟成にしました。
まだ暑さが続いているので軽めがいいかなと思って。
神楽坂のアルパージュで購入したコンテ。
お店で切っていただいたので、香りがいっそう豊か。
ナッツのような、ちょっと甘いような。
ふんわりと香りました。

デザートはバニラババロア。
バニラビーンズを多めに入れてシンプルに作りました。
あんずとバニラのジャム「グッドモーニング」を添えて。
夫が子どもの頃に作ってもらったお花のゼリー型。
プッリプリ〜
こういう素直なかわいらしさって好きです。

残暑の中ご参加いただきありがとうございました。
来月は豆腐の白パンでお待ちします!


2019-09-28 | Posted in Blog, パンレッスンComments Closed 

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