2月パンレッスン終了しました

食のアトリエ・スパロウ、2月パンレッスンが終了しました。
2月はイーストで作る「ハートのプレッツェルバンズ」でした。

「プレッツェル」はドイツ発祥のユニークな結び目が特徴の焼き菓子。
今回はバレンタインにちなんでハート型に成形して可愛らしく作りました。
ちょっと面白いハートの成形法。
皆さま楽しんでいただけたようで「子どもと一緒にやってみま~す!」とのお声もちらほら。

表面が茶色く生地がモチモチッとしているのは、
オーブンに入れる前に水酸化ナトリウム水溶液に浸けるため。
レッスンでは家庭用に重曹湯で代用して体験いただきました。
こんがり色づき、ベーグルのような歯応え。
面白いですね。

また、今回は特別レッスンとして有機天然酵母ではなくイーストで作りました。
いつもの有機天然酵母の一晩ゆっくり発酵レッスンとは違い、
こねから焼き上げまで順序通り実習できたので、
パン作りの一連の流れやイースト生地の感じを実感できたかな、と思います。

焼きっ放しのプレーンとバターとシナモンシュガー。
焼き上がりに一手間かけて3種類作りました。
シナモンシュガーはモチモチのドーナツみたい。
食べ始めたら止まらないので要注意ですネ。


実習後のランチタイム。
・パン:ハートのプレッツェルバンズ
・サラダ:もち麦と白菜のプチプチサラダ
・メイン:シュークルート
・チーズ:カンボゾラ
・デザート:ミックスベリーのガトー・ショコラ

メインは シュークルート。
フランス・アルザス地方の郷土料理です。
寒い中お越しいただいて、体が温まるお料理でほっこりしてもらいたいなぁと思って。
ザワークラウト(本来は仏産のシュークルート)と塩豚とベーコンとソーセージをコトコト。
いろんな素材の旨みのおかげでじ〜んわりとした味わい。
冬の定番料理です。


今回はピンク色が鮮やかなカシスマスタードを添えてみました。
ブルゴーニュのファロ社のマスタードシリーズのひとつ。
カシスの爽やか香りがお肉料理に合います。
以前、ブルゴーニュへ行った時に名産のディジョンマスタードを知り、
マスタードっておいしいなぁ〜!ってびっくりしました。
以来、いろんなのを楽しんでいます。

今月のチーズは「カンボゾラ」でした。
初めて聞く方が多いのでは?
ドイツ・バイエルン地方で作られているチーズです。
プレッツェルと同じドイツのチーズをご紹介したくて選びました。

カマンベールとゴルゴンゾーラの一部を組み合わせた造語が名前の由来となっています。
お味もその通り。
青かびの風味が少なく、クリーミーでなめらか。
これは食べやすい!
大きめにカットしたのですがスルスルっとお口に入ったようでした。
ドイツではこんな風に外国のチーズをうまくアレンジしたものが好まれているようです。

デザートはミュクスベリーのガトー・ショコラでした。
2月はやっぱりチョコのデザートですよね。
甘味と苦みのバランスのいいスイートチョコにミックスベリーを混ぜました。
ところどころで感じる甘酸っぱさのおかげで最後まで飽きずに食べられるかなと思います。
「今まで食べたガトー・ショコラの中で一番おいしい~」
こんなお声が聞けると、ヤッタぁ!!と心の中でガッツポーズ。
準備した甲斐がありました。

雪の予報で寒い中ご参加いただきありがとうございました。
来月は「酒粕スコーン」でお待ちします!


2019-02-12 | Posted in Blog, パンレッスンComments Closed 

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