11月パンレッスン終了しました。

食のアトリエ・スパロウ、11月パンレッスンが終了しました。
パンとチーズの会では有機天然酵母の「木の実のパン」を作りまし た。

全粒粉入りのシンプルなハードパン生地。
程よく柔らかくて「ソフトハードパン」と名付けています。
今回は3種のナッツとラムレーズンを入れましたが、
甘い系でも塩味系でも、具材はアレンジ自在です。
具材無しで生地だけでもおいしくて。
ひとつ覚えておくと活躍するパンをお伝えしたくて、今月のメニューにしました。

バゲットなどのハードパンは柔らかくて、キャンバス地で布どりをして発酵させるのが一般的です。
でも、キャンバスを使うと後のお洗濯や片付けが面倒。
自分で作る時はなるべく使わないようにクッキングシートなどで代用したりしています。
今回の生地は、キャンバスを使わなくてもダレないようにギリギリの水分量の配合にしました。

たっぷりの具材を入れるのに少し時間がかかりましたが、伸びのいい扱いやすい生地なので、
皆さんきれいに焼けました。

有機天然酵母のハードパンは皮が薄く焼きあがるので、固いパンが苦手な方でも食べやすいかなと思います。
中はふんわり、ナッツも香ばしく焼けました。

実習後のランチタイム。
・パン:木の実のパン
・スープ:甘栗のスープ
・メイン:鮭のムニエルバター醤油ソース
・チーズ:ローマノ・プラデラ(ゴーダチーズ3年熟成)
・デザート:洋梨の赤ワイン煮

 鮭には春菊のサラダをたっぷり添えました。
春菊は茎と葉を分けて調理するとおいしいです。
茎はオリーブオイルでサッと炒めて。
葉はなまのままちぎって。
ボールで葉と茎を混ぜて軽く塩コショウ&おいしいオリーブオイル。
味のしっかりした素材とよく合います。

甘栗のスープが大好評でした。
玉ねぎと甘栗を蒸し炒めしてからピューレにし、牛乳を加えただけなのですが、甘くて深い味。
甘栗はお料理にも大活躍します。

今月のチーズは「ローマノ・プラデラ」でした。
ゴーダの中でも長期熟成したもので、熟成期間3年以上のもの。濃厚な旨みです。

今月レッスンのナッツたっぷり「木の実のパン」には、味のしっかりしたハードタイプがいいかなと思いました。
神楽坂のチーズ専門店「アルパージュ 」でこのチーズを薦めていただきました。

キャラメル色でアミノ酸の粒々がたくさん。
少し味噌のような風味があり、旨味たっぷりです。
カチ割りでガリッと食べてもいいし、薄くスライスして、ゆっくり口どけを楽しんでもおいしいです。
日本酒やウイスキーにも合いそうですね。(私は飲めないのですが…)
ナッツのパンとも良く合いました。
ご参加の皆さんからも「おいしい〜」の声をいただきました。

デザートは洋梨の赤ワイン煮でした。

洋梨を丸ごと鍋に並べて、赤ワインとお砂糖、レモン汁、スパイスでゆっくりコトコト。
スパイスはだいたいいつもシナモンスティック、スターアニス、クローブを使います。
アニスの甘い香りが大好き。
1時間だとちょっと軽め。2時間煮るとトロッと滑らかな口どけになります。
煮汁に漬けて冷蔵庫でちょっとお休み。2日目から味と色がしみて食べごろです。

ちょっと淋しいようですが、生クリームとシナモンだけの盛り付けにしました。
こうやって食べるのが一番おいしいと思って。
あっという間にペロリッと、の方が多かったです。
良かったぁ。

今月もご参加いただきありがとうございました。
来月は「パネトーネ・ピッコロ」でお待ちします!


2018-11-26 | Posted in Blog, パンレッスンComments Closed 

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