12月パンレッスン「パンとチーズの会」終了しました。アトリエ初年ありがとうございました!

食のアトリエ・スパロウ、12月パンレッスン「パンとチーズの会」が終了しました。
今月は有機天然酵母のクグロフを作りました。
定番のレーズンに自家製いよかんピールを加えました。
いよかんのフレッシュな香りがバター香る生地をキュッとさわやかに引き締めてくれます。
通常のパンよりも少し手のかかるリッチな生地ですが、楽しく焼き上げていただきました。

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オーブンに入れる前のクグロフ。
生地を型に入れてから1時間30分発酵させました。
卵たっぷりの金色の生地がぷっくりふくらんでいます。

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オーブンに入れて10分後くらい。
みるみるふくらんできました。
扉のガラス越しに見える光景、ワーッ♪ と歓声があがります。
手間をかけて作った生地がふくらむ瞬間は嬉しいものですね。

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30分後に焼き上がり~!
頭が出ているのは、“おしり”になる部分。
焼きたては元気に盛り上がっています。
ピールとオレンジキュラソーのいい香り~。

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こんがりきれいに焼き上がりました。
型から出して熱いうちにシロップをうちます。
翌日でもしっとりした生地になります。
王冠みたいで可愛らしですね。

ここで、クグロフについて少しお話をしました。
クグロフはフランス・アルザス地方の伝統菓子です。
レーズンが入っていること、トップにアーモンドがのっていること……
「クグロフ」と呼ぶにはさまざまな規定があるそうです。
起源はマリー・アントワネットがオーストリアから伝えたという説や、地元の陶芸家が型を作ったのが始まりという説など諸説あることなどなど。
眠たくならない程度にちょっとだけ。レッスンのパンやお菓子の歴史をお伝えできればな、と思います。

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実習後のランチタイム~♪
・パン:レーズンといよかんピールのクグロフ
・サラダ:白菜とリンゴのごまドレッシング
・メイン:鶏肉のソテー シュトレンジャムのソース
・チーズ:スティルトン(イギリス)
・デザート:フルーツグラタン

クリスマス月間なのでメインは鶏肉料理にしました。
白ワインで蒸し焼きにしたお肉を削ぎ切りにして、冬の自家製ジャム「シュトレン」を使ったソースをかけました。
リンゴやドライフルーツやスパイスの入ったジャムは、お肉料理に合います。
ジャム活用のヒントになればと作ってみました。

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パンに合わせた今月のチーズはイギリスのスティルトン。
ロックフォール(フランス)、ゴルゴンゾーラ(イタリア)と並ぶ世界三大ブルーチーズの一つです。
ねっとり濃厚なコクとハチミツのような甘みで上品な味わい。
ポートワインやシェリーなど甘いお酒と合わせるのが定番のチーズは、クグロフのしっかりと甘みのあるリッチな生地に合うんじゃないかな、と思います。
「シュトレン」ジャムとの相性もピッタリ!

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デザートはフルーツグラタン。
柿、リンゴ、バナナ。思いついた果物をスライスして、カスタードソースを流してオーブンで焼くだけ。
できたての温かいところをいただきます。
トロ―ッと優しいカスタードがお口に広がってシアワセ~。
我が家の冬の定番です。
丹波篠山の作家さん、平山元康さんの耳付き皿を使いました。
愛嬌のあるこのお皿が大好き。シンプルなデザートが生き生きします。


今年最後のレッスンが終了しました。
10月に初めてのレッスンをスタートしてからの3か月、本当にアッ!! という間でした。
まだまだ不慣れな私のアトリエに、貴重なお休みを使ってお越しくださった皆様、本当にありがとうございました!
新年は1月12日が初レッスンで1月レッスン参加者募集中です。クルミのパンと黒豆パンを作ります。
2月のレッスンは1月1日に募集開始します。元旦から張り切ってお知らせしますネ。
来年はフランスパン生地や食パンなど、ベーシックなものも少しずつご紹介していければ、と思います。
楽しく作って笑って食べていただけるように、少人数ならでは、お一人お一人を大切にご案内できれば、と思います。
来年もどうぞよろしくお願いします。


2016-12-18 | Posted in Blog, パンレッスンComments Closed 

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